2010年11月5日金曜日

インド、不動産スキャンダル発覚 オバマ氏訪印前のムンバイ

【ニューデリー共同】インドの商都マハラシュトラ州ムンバイで、殉職したインド軍兵士の遺族のために建設されたマンション1211件の部屋の大半が、与党国民会議派出身の同州首相や元軍人らに渡っていたことが4日までに発覚した。ムンバイには6日からオバマ米大統領が訪問予定。外交舞台となる表の顔とは裏腹に、醜聞をさらけ出した格好だ。

 インド紙などによると、問題のマンションは、インドとパキスタンが衝突した1999年のカルギル紛争で殉職した兵士500人以上の遺族のため、中央政府が主導して08年にムンバイ南部に建設。当初の計画は6階建てだったが、実際には31階建ての高級マンションが完成した。

 マンションの103戸のうち、遺族に割り当てられたのはわずか3戸。ムンバイでは相場の10分の1程度の1戸600万~850万ルピー(約1100万~1500万円)で元陸軍参謀長などが取得していた。親族名義で3戸を手に入れていたチャワン同州首相は辞意を表明した。
『47NEWS』より
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